連載第六回(最終回)
最終回です
13:砂銀 /來香 滄&來香 焔
はじめ、メグメルを滄さんに依頼したところ、焔さんも参加したいというとてもすばらしい提案を受けて急遽、追加した曲です。
キングオブデュエット曲。二人で唄うための唄であり、この二人のために選曲しました。
結果は言わずもがな、予想通りすばらしいハーモニーを作り上げてくれました。
この曲はあんまり原曲からいじることはせず、ややロックにしたくらいです。
ポイントはやはりお二人の声とヴァイオリンのハーモニーでしょう。
ギター的な話をすれば、ギターソロなのにベースのほうがかっこよく聞こえるというちょっと変わった曲。というか全体的にベースをメロディアスに仕上げました。
気づいたんですがねこねこは全部追加曲ですね。
14:Farewell song 2006summer mix/小宮真央
このアルバム製作をするにあたり一番最初に構想したアレンジです。
実際アレンジをしたのは2006年の春前くらいだった記憶がありますが、序盤のアコギオンリーと後半の楽器かさねを命題にあげました。
アコギも二番からはPANを右に振り、左にクランチ、右にリッケンのクリーンソロ(Vari500)を入れてのPOPなアレンジにしました。
タイトルが末恐ろしく長い。
小宮さんとの出会いの曲なので個人的に今考えると本当に思い入れはある曲です。
ここだけの話、夏にさらにアレンジされたFarewell songが出ます。
15:どこまでも遠くへ(夏影)/癒月
過去、私がまだMIDIを触っていたときに発表された曲であり、私がSS作家だったころ、AIRとKanonとONEのクロスSSを書いたときの主題歌でもありました。こうやって描いていると懐かしいこと懐かしいこと。
実はファーストの「不自然」でそのMIDIにヴォーカルをつけたヴァージョンを出しています。
今回はそれをアコースティックにアレンジしました。
あとはあえてノイズを消さずにノイジーに仕上げてます。これがちょっといい感じかもしれません。
アコギ以外にも、シタールやスライドバーを使用したスライドギターなどいろいろ実験的に取り組んでいます。
さらにこの雰囲気にマッチするかのようにやさしくクリーンな癒月さんの声が本当に最高です。
しっとりと唄われたらそら癒されます。
まとめ
今回、ひまわりから実に一年かけて製作したわけですが、やはり最初に作った楽曲と後々に作った楽曲のクオリティに差があったり、ミックスがまだまだだったり、それ以上にマスタリングがいただけなかったりと、後々になっていろいろと課題が見つかった点もありますが、やはりまずは一つのフルアルバムとして完成できたことが一番の収穫です。
それにすばらしい唄い手さんやゑむ師匠をはじめ、ジャケットにも恵まれたのも有り、想像以上の売り上げと第三版までプレスするという初めての経験もしました。
今後、メインを同人音楽へと移る自分にとって忘れられない作品になると思いますし、まだ初めて一年ちょっと、これを糧に日々精進していきたいと思います。
これからもS.B.S.Pを宜しくお願いします。