14:Farewell song 2006summer mix/小宮真央

 このアルバム製作をするにあたり一番最初に構想したアレンジです。
 実際アレンジをしたのは2006年の春前くらいだった記憶がありますが、序盤のアコギオンリーと後半の楽器かさねを命題にあげました。
 アコギも二番からはPANを右に振り、左にクランチ、右にリッケンのクリーンソロ(Vari500)を入れてのPOPなアレンジにしました。
 タイトルが末恐ろしく長い。
 小宮さんとの出会いの曲なので個人的に今考えると本当に思い入れはある曲です。
 ここだけの話、夏にさらにアレンジされたFarewell songが出ます。

13:砂銀 /來香 滄&來香 焔

 はじめ、メグメルを滄さんに依頼したところ、焔さんも参加したいというとてもすばらしい提案を受けて急遽、追加した曲です。
 キングオブデュエット曲。二人で唄うための唄であり、この二人のために選曲しました。
 結果は言わずもがな、予想通りすばらしいハーモニーを作り上げてくれました。 
 この曲はあんまり原曲からいじることはせず、ややロックにしたくらいです。
 ポイントはやはりお二人の声とヴァイオリンのハーモニーでしょう。
 ギター的な話をすれば、ギターソロなのにベースのほうがかっこよく聞こえるというちょっと変わった曲。というか全体的にベースをメロディアスに仕上げました。
 気づいたんですがねこねこは全部追加曲ですね。

小さな手のひら /小宮真央

 この作品最大参加数を誇る小宮さんの中でも一番評判のよかった曲です。
 やたらアルペジオに苦労した記憶があります。
 サビにかけての盛り上がり方は確かにうまくいきました。Rchで鳴らしているストリングスが結構なアクセントです。アコギソロって難しいのね。
 後はやはりAメロにおける小宮さんの特徴。中低域の力強い声とサビの中高域の張りのある声がかなりマッチした曲です。
 小宮さんの声の特徴と長所を具体的に理解できた曲であり、これがRUN!のメロディーにつながりました。

THIS ILLUSION /來香 焔

 ロック。
 方向性がかなり瞑想しました。今思うと反省点はありますが、やはりオルガンサウンドはたまらねぇということ。
 焔さんの張りのある声と、それを歪ませたときのかっこよさは計り知れませんでした。とにかく一番が反省。二番に入るとしっくりくるんだけどなぁ……
 最後にかけて盛り上げて唄ってくれた焔さんに助けられた曲でもありました。

ラブレター/小宮真央

 グリグリアコースティック第二段。曲順的にもグリグリは二曲続けました。
 今回は若干バンドチックなアコースティック編成です。
 ボンゴの刻み方がまだまだなっていなかったと後から反省。
 まぁ結局「RUN!」でのおやすみティータイムでそれが生かされるわけです。
 しかしまぁこういう編成は面白く、エレピっぽいチープなピアノサウンドはかなりお気に入りでした。
 あとLight Colorsでも感じたのですが小宮さんが高い声を張ると微妙に色っぽいのはなぜ? だが、それがいい
 この曲は小宮さんが歌うことを前提でアレンジしました。